水の事故

 海や河川に多くの危険が潜んでいます。水難事故の原因として1番多いのは海の事故で、2番目は河川での事故となります。また、宗像市には257か所、福津市は113か所、合わせて370か所の農業用ため池があります。

 海で注意することは、遊泳禁止区域へは立ち入らずに管理された海水浴場を利用することです。海水浴場以外の海岸では、急に水深が深くなっている場所や、岸から沖への海水の流れ(離岸流)などが発生する場所があり非常に危険です。  河川で注意することは、河川の曲がり方、傾斜、川幅、岩の突出などの地形によって、右岸、左岸でも川の流れが違っていたり、川底に深みがあったりするため急に流されたり、深みにはまったりする危険があります。また、上流の天候などによって大きく変化し、安全と思われる場所でも、上流で豪雨などがあると急に増水し、水難につながる危険があります。

 ため池について、一般的なため池の傾斜角度は30度程度です。一見すると普通に歩いて上がれると思うかもしれませんが、水の中では浮力が生じ、踏ん張りが効かなかったり、また藻などで足元が滑ったりして、思うように上がることができません。ロープがあっても池の中に引きずりこまれる可能性があります。釣りを含め、ため池には不用意に近づかないようにしましょう。 水辺で共通して注意することは、ライフジャケットを着用することと、子どもから絶対に目を離さないというのが重要です。

 もし自分が溺れた場合は、慌てず、水面に対して平行にあおむけで浮かぶ、「背浮き」姿勢をとり、助けを呼びます。 呼吸を確保するために口や鼻を水面上にだすことが大切です。 溺れている人を発見した時は、無理に助けに行かず、浮き輪代わりに空のペットボトルなどを投げてその後、119番(消防)、110番(警察)、海の場合は118番(海上保安庁)に通報してください。

お問い合わせ先
宗像地区消防本部 救急課
電話:0940-36-2455
ファックス:0940-37-0011
Mail:kyukyu@munakata119.jp